2010年11月4日木曜日

■企業・経営者も子どもを救える


 世界の大企業は今、CSR(企業の社会的責任行動)の部署を持ち、どんなに不況でも利益の一部を社会貢献活動に還元しています。

 社会自体(=市場)が健康かつ安心できる環境でなければ、ビジネスが持続可能にならず、右上がりの成長を続けることができないからです。

 これは中小企業や自営業者(個人事業主)にも言えますが、「自分の損得の外側を含んだ社会に貢献しなければ、儲からない」時代なのです。

 これは、従来の市場を守るだけでなく、それまで見えなかった市場から共感されることで売り上げを伸ばすという意味であり、「本業に社会貢献事業を加味することで市場を広げ、さらに儲けていく」モデルへとビジネス・シーンが変化してきたということなのです。

 企業や経営者は、自社が生き残るためにこそ社会貢献が不可欠な時代であることを認識し、本業の業務の中で従来にはなかった新たな仕組み(モデル)を加味する必要性に迫られているのです。

 市場とは人間であり、人間には必ず親子関係があります。

 虐待されたおかげで低学歴→低所得の人生を準備され、貧しくなってしまった人たちの所得を上げれば、そこに従来では見えなかった次世代の市場が生まれます。

 つまり、企業が「児童虐待STOP!アクション」に参加することは、購買力のある所得層を増やし、新たな市場を拡大することに寄与するのです。

 これは、BOPビジネスと同じ発想であり、既に世界的潮流です。
 カンタンに言えば、「儲けたいなら虐待された子どもを救おう!」というわけ。

 そこで、企業や経営者が本業を通じてどのように「児童虐待STOP!アクション」を具体的に始めればよいか、下記にケーススタディを紹介します。


★経営者の方

 新商品の売り上げの一部を「ストプロ」寄付する「寄付付き商品」を開発してみませんか?
 寄付がつくだけで、売上が1.1~1.3倍になります(※ボルビックの場合)。

 あるいは、まだ使える自社商品を大量に処分しなければならない時、「ストプロ」に無料で提供していただけませんか?
 それらの商品を無料配布させていただくことで、御社の事業活動に関心が集まったり、共感者を増やすことができ、結果的に虐待された10代への支援内容が充実します。

また、地元のアーチストやクリエイターに声をかけ、「児童虐待STOP! アート・アクション」を始められるように助成金を出したり、自社の会議室にプロジェクト・チームを設けて地域にある自立援助ホームを経済的に支援したり、社員を公募して子どもたちの遊び相手でもいいからボランティアをしてみませんか?


★お店を経営されている方

 「毎月○日は古本の日」と告知し、古本を持参したお客さんにちょっとしたサービスをしたり、あるいは常時、古本の回収(寄付)を受け付けてみませんか?
 ネット古書店の流行で街の古書店が少なくなっているため、ネットをやっていない中高年や年配の方の来店が増えますし、古本の回収をやってない同業他店よりも集客につながります。

 回収した本は「ストプロ★寄付本プロジェクト」に寄付すれば、親元で育てられない子に学習の機会、就労のスキル、居場所を提供できます。
 「ストプロ★寄付本プロジェクト」では、古本の寄付を申し出れば、全国どこでも即日あるいは翌日に送料無料で集荷に伺えます。
 デリバリー・サービスを行っている業者なら、宅配先で古本を回収するサービスを始めると、掃除や引越しなどで古本を片付けたい顧客に喜ばれます。

★掃除代行・引越し・葬儀サービス(遺品整理)の業界にお勤めの方

 不要になった古本を顧客から回収するサービスを始め、集まった本を「ストプロ★寄付本プロジェクト」に定期的に寄付しませんか?
 虐待や貧困などの事情によって親元で育てられない子に学習の機会、就労のスキル、居場所を提供できると同時に、顧客とより密接な関係を築くことができ、リピーターになる確率が高まります。
 

★マンガ家・作家・カメラマン・ミュージシャン

 書籍や写真集、CDの印税の中から10%程度(※本体価格の1%程度)を「ストプロ」の活動へ寄付しませんか?
 それによってメディアに取材されたり、新たなファンが増えたり、売り上げUPにもつながります。
 僕(今一生)が『社会起業家に学べ!』(アスキー新書)という本を発売した際、印税の一部を社会起業家を育成しているNPO法人 etic.に寄付することを本の帯に書いたところ、初版1万部の7割が発売1カ月で売れました。

 つまり、寄付によって十分な売上が保証されるため、寄付行為にはまったく損がないのです。
ミュージシャンであれば、ライブイベントの入場料による収益の一部を寄付する方法もあります。

 「児童虐待STOP!アクション」に参加された企業・経営者の方は、ご一報いただければ、このページで紹介させていただいたり、フリーライターの今一生が雑誌などのメディアで取材させていただくことがあります。

 なお、アーチスト&クリエイターの方は、このページもご参照ください。




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